戸籍・国籍

当館で受理した各種届け出は、まず外務省本省に送られ再チェックを受けた後、本籍地である市区町村に送付されており、戸籍簿に記載されるまでに1.5ヶ月程度の時間を要する場合があります。

よって、特にお急ぎの方は、本籍地役所の戸籍係にご相談の上、日本へ直接届け出ることをお勧め致します。

ここでは、婚姻届、出生届、国籍の選択手続きについて説明しています。手続きの詳細についてわからないことがありましたら、当館へお尋ね下さい。

また、離婚、死亡、認知等その他の手続きについては、直接当館へ電話でご相談下さい。

なお、各種届出用紙は当館にございますがこちらよりダウンロードすることもできます。
 

1.スペイン人と結婚した場合、日本側に婚姻届を出すにはどうしたらいいの?


~婚姻届の手続き~
まず、スペイン方式で婚姻手続きを終了し、その後3ヶ月以内に当館(或いは日本の市町村役場)に届け出る必要があります。
夫または妻となる日本人がこれまでと 同じ本籍地に新本籍を設けるとき

<必要書類>
 (1)婚姻届:2通
 (2)戸籍謄(抄)本:2通
 (3)スペイン婚姻証明書のオリジナル:2通
 (4)  同上 和訳文:2通
 (当館に見本があります)
 (5)国籍を証明するもの
 (旅券、身分証明書等。提示のみで可)
 
夫または妻となる日本人がこれまでと 別のところに新本籍を設けるとき

<必要書類>
 (1)婚姻届:3通
 (2)戸籍謄(抄)本:2通
 (3)スペイン婚姻証明書のオリジナル:3通
 (4)  同上 和訳文:3通
 (当館に見本があります)
 (5)国籍を証明するもの
 (旅券、身分証明書等。提示のみで可)

※婚姻証明について・・・"CERTIFICADO LITERAL"以外に"CERTIFICADO EN EXTRACTO"という形式の証明書もあるようですが、前者の方を発行してもらうようにして下さい。

※日本人同士の結婚等その他の婚姻届手続きは、当館に電話でご相談下さい。

2.スペインで子供が生まれた場合、日本側に出生届を出すにはどうしたらいいの?

~出生届の手続き~
 
日本国外で出生した場合、戸籍法により、出生の日から3ヶ月以内に 当館(或いは日本の市町村役場)へ届け出ることと定められています。  

日本国外で出生し、出生により外国籍を取得した日本国民については、出生日から3ヶ 月以内に出生届とともに日本国籍留保の意思表示をしなければ、その出生の時に遡って 、日本国籍を失うことになりますので十分ご注意願います。(詳しくは下記を参照)
                                 
<必要書類>
  (1)出生届:2通
  (2)出生登録証明書:2通 
 (CERTIFICADO LITERAL DE NACIMIENTO)
  (3) 同上 和訳文:2通(当館に見本があります)
  (4)出産した病院の住所が記載されている資料
 

国籍の留保とは?スペイン人と日本人の子の場合は?
 
外国で生まれた場合、また両親の片方が日本国籍ではない場合、出生した子がどの国の国籍を取得するかについて、それぞれの国で「血統主義」と「出生主義」のどちらかを採用しています。
 
血統主義: 出生地に関わらず親の国籍を取得するというもので、父系血統主義、父母両系血統主義があります。
 
生地主義: 父母の国籍に関わらずその出生地の国籍を取得するというもので、アメリカ合衆国など北米南米大陸の国に多い考え方です。
スペイン人と日本人の父母の間の子は、スペインと日本の重国籍者となる(両系血統主義を採用)ため、日本国籍取得を希望する場合は、国籍留保の意思表示を伴う出生届の届出をする必要があります。

 また、日本人同士の父母の間の子でスペインにおいて出生した場合は、一般的には、日本の単一国籍者です。但し、父母のどちらか一方がスペインで出生している場合には、子にスペイン国籍を付与されます(条件付生地主義)。

<国籍留保の手続き方法>
前述2.の出生届用紙の「日本国籍を留保する」という欄に届け出者である父母が、署名押印(拇印可)する。右署名が無い場合は、日本国籍を取得できません。

片方の親がスペイン人以外の場合、当館へ確認して下さい!
 
 

3.国籍の選択

日本国籍の他に外国籍も持っている方(重国籍者)は、国籍法の規定により定められた期限までにそのいずれかの国籍を選択しなければなりません。

   日本国籍を選択する場合には「日本国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する」旨の届け出をすることになります。積極的に外国籍を選択することがなくとも、この届け出を怠った場合には、官報に掲載された法務大臣の催告等を受けた上日本国籍を喪失することがありますので、充分注意して下さい。

なお、国籍選択の期限は次のとおりです。
 
●昭和60年(西暦1985年)1月1日以後に重国籍となった日本国民であって、重国籍となったのが20歳に達する以前である場合
・・・22歳に達するまでに国籍の選択を行う。

●昭和60年(西暦1985年)1月1日以後に重国籍となった日本国民であって、重国籍となったのが20歳に達した後である場合     
・・・重国籍となったときから2年以内に国籍の選択を行う。

●昭和60年1月1日以前から重国籍となっている場合は、一定の国籍選択期限内に国籍選択を行わなかった場合でも、その期限が切れる日に日本国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣言をしたものと見なされる。


国籍の選択の具体的な手続きにはいくつかの方法がありますが、ここでは説明を省略しますので、必要な方は当館にお尋ね下さい。