日・カタルーニャ関係 文化交流・観光

平成29年11月20日
 ピカソ、ガウディ、ダリ、ミロなど、多くの優れた芸術家と縁の深いカタルーニャ州は、日本との文化的交流も盛んに行ってきました。長崎の大浦天主堂を建築した今井兼次早稲田大学教授は、1900年代初めにガウディを日本にいち早く知らしめた第一人者です。バルセロナで開催されるマリア・カナルス国際音楽演奏コンクールにも、毎年多くの日本人が参加しています。

 カタルーニャ州は、ガウディの建造物や歴史的街並等により人気の高い州都バルセロナ、地中海沿岸のビーチリゾート、ピレネー山脈のスキーリゾートなど、多くの観光資源を有しているだけでなく、ガウディ、ミロ、ダリなどの優れた芸術家を輩出し、ピカソやミロとも縁の深い芸術の宝庫として、スペイン全自治州の中で最も多く外国人観光客を受け入れている一大観光地となっています。日本でも、特に1992年に開催されたバルセロナ・オリンピックを機に、その魅力が広く知られることとなり、現在では、スペインを訪れる約60万人の日本からの観光客(2015年)の多くが、カタルーニャを訪れています。

 2018年は日本・スペイン外交関係樹立150周年にあたり、さまざまな文化交流事業が企画されておりますところ、こうした活動を通じて両国関係がより一層緊密なものとなることが期待されます。