令和4年春の叙勲:鈴木重子氏に対する叙勲伝達式

令和5年1月24日
CG Sato y Sra. Suzuki
Sra. Suzuki
令和4年4月29日に令和4年春の叙勲受章者が発表され,当館管轄地域からは鈴木重子氏が瑞宝小綬章を受章されました。
 
鈴木氏は、スペインにおける日本語の教育及び日本文化の普及の先達者及び功労者として50年以上に亘り多大の実績を残しています。
 
バルセロナ自治大学で約25年間にわたり日本語教師として教鞭を執り、この間に約750名の学生を指導しました。また同氏の指導を受けた卒業生の中からは、日本のマンガやアニメの紹介に従事する人材も育ち、彼らの活躍でバルセロナはスペインのみならず欧州における日本文化愛好者の一大拠点となっています。
 
また、大学にて教鞭に立つ傍ら、日本文化や日本文学に関する多くの翻訳及び講演を行い、日本・スペイン間の友好親善と相互理解に多大な貢献をしました。
 
当地における日本人通訳の第一任者として、国際的な場で活躍(オリンピック、国際会議等)したほか、サラゴサ万博開催時は皇太子殿下の「水の論壇」における特別講演の同時通訳を務めました。
 
更に、同氏は平成28年に設立されたバルセロナ日本協会(日本人会)において副会長に就任し、バルセロナ在住の邦人の長老格として在留邦人の互助、文化事業の支援を行っています。
 
鈴木氏の叙勲伝達式は,令和4年11月25日に総領事公邸にて行われました。